AID非配偶者間人工受精(DI)は、不妊治療の世界ではかなり一般知識の1つとして浸透しているように思います。実際に、AIDにより生まれてきたお子様も、ネットで調べると相当数いらっしゃるようです。

海外では、私たちのような精子提供者は、専ら精子提供をボランティアとしてではなく、ビジネスの一貫とみなしている傾向が強いようです。

精子提供の暗黙の了解として、提供者(男性)の身元は公開されない、という低リスクさがそうさせてしまっているのかも知れません。

デザインベビー産業などが発展してしまうのでしょうか?それはそれで恐い気がします。

AIDや不妊治療などは、夫婦間での自然な性行為により子供が授かれない状況を打開する為には必要だと思っています。でも、実際にそういった治療や精子提供を受ける、という選択は、たとえ自分の子供を産みたいと願う女性であっても、とても勇気の要る行動です。

私は、先日ある掲示板を見ました。

「子宝ねっと」という、子供を産みたい女性のみなさんが集う掲示板です。

そこは、様々な地域、年齢の方々が自分の心境を吐露したり、同じ境遇の人たち同士で励まし合う、とても神聖な場所だと感じました。

とても感動しました。

また、これだけ沢山の人たちが苦しんでいることを知り、改めて精子提供、精子ドナーとしてお役にたちたいと感じました。

ただ、実際に私に出来ることは、相談や悩みを聞くことと、精子ドナー(精子提供ボランティア)として、精子提供することです。

遺伝学上の父にはなりますが、非配偶者であり、一切の親権は放棄します。従って、提供後(妊娠~出産後)の養育費等の請求には一切応じられません。お互いのプライベートには一切干渉しません。

上記は、いつも面談時にも話していますが、これは私の精子提供ボランティアとしての責任範囲を明確にするものです。

私も男性であるが故に、男性不妊の精神的苦悩は理解出来ます。子供を産みたいと願う女性の真剣な想いも、少しは理解しているつもりです。

より理解を深め、適切なアドバイス、サポートをしていきたいと思っています。


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